官庁訪問体験記 第1クール 2日目

前日の3時ごろまで,今日訪問予定のB省のESを書いており

すでに満身創痍な状態で迎えた2日目

 

まず,事務系と技術系にわかれて待合室に集合します.

この省庁は官庁訪問が独特なので,詳しく書くとバレてしまうため,

そこはわからないように書かせていただきます.すいません.

 

まず,午前中に原課面接を4回,人事面接を4回

交互に行いました.

ある部局でのお話を聞いたあとに,その感想やESに関して1つか2つ程度質問されました.

ここでも,業務に関する課題が説明され,どのように君なら解決するか?

と言われ解決策を提示することや

B4なのに研究内容について深く説明を求められたりなどしました.

ESに関する質問はほとんど1日目と変わらなかったので,割愛させていただきます.

 

午後に人事課長面接(4対1)で行うと告げられ,待合室に待機するよういわれました.

待合室には,合計7人の受験生がおり,1日目の様子など様々な情報交換をしていました.

 

そこから3時間程度待ったあとに,人事面接を行いました.

 

聞かれた質問としては,

・志望動機
・自己PR 
解答)教職課程の授業で課題解決能力やグループワークでの力を発揮できました
・それならなぜ教職を目指さなかったのか?

解答)教員の抱える現状の問題は数多くあります.部活動の指導や生徒指導など様々な課題を抱えた上で,自分が教員として生徒たちに教科の面白さを伝えられるようなクオリティの高い授業を行い続けられるかと疑問に思い断念しました.
・では,文部科学省なら教員が抱えるそれらの問題に取り組めるのではないのですか?

解答)はい,私も最初はそのように考え文部科学省を考えておりました.しかし,文部科学省の技官採用では,こういった教員の問題を解決する業務より,研究費の分配などの業務を担当することが多いと説明会で知り,私がここでなにかできることはないと感じたので,文部科学省を断念しました

 

ここまでの流れで試験官の印象はとても良くなったと思います.試験官としても,ここまで深いこと聞いても答えられないかな?といった雰囲気でしたし,技官が携われないことは承知の上で聞いてきていた気がします.

この解答を述べたあとに,試験官から「よく勉強されていますね」とのコメントもいただき,評価は高かったと思います.

・アルバイトでの挫折経験

・上記の内容の深堀

・得意な科目(思想)が生活や自分の生き方に影響を与えたことがありますか?

 

といった内容でした.もし,この質問に対してどう回答しているか気になる場合はコメントを入れてくだされば,私が回答した内容を追記させていただきます.

 

こうして2日目は終了し,大学で報告などをしたあとにオリンピックセンターへと帰りました.

 

官庁訪問体験記 第1クール1日目

無事、内々定をいただいたので、官庁訪問の内情やその時思ったことなどを

来年度以降受けられる方向けに書いていこうと思います

 

公務員試験総合職の合格発表が6月25日

番号があったのを確認し、身支度を整え東京へと出発しました

新幹線の中で明日官庁訪問予定のA省のESをパソコンで入力し

東京で印刷をし代々木オリンピックセンターへと向かう

 

代々木オリンピックセンター人事院が紹介していたホテル(合宿所)で、一泊3600円と破格である。もちろん、風呂とトイレは共同だが、個室に小さな机とベッド、ハンガーも2本置いてある。

 

オリンピックセンターの欠点は二つ

一つ目に個室の壁が薄く、深夜廊下を人が歩いているととても響く

二つ目にネット回線がつながらない

この大都会東京の中心にあるにもかかわらず、なぜか通信がまったくこない。部屋によっては少しマシなのかもしれないが、ツイッターがぎりぎりできるくらいの速度しかなかった。

 

欠点だけ紹介するのもお世話になったオリンピックセンターの方に申し訳ないので、いい面も伝えると個室であることである。

1泊3600円なら民間ならカプセルホテル、もしくは、人事院ユースホステルがある

カプセルホテルは本当に寝るだけで、ラウンジなどで勉強することになる

ユースホステルは集団生活を余儀なくされ、エレベーターも23時半に使えなくなる

この二つは両方ともプライバシーもへったくれもなく

いびきがあると寝れない人にはつらいだろう

 

ちなみに、オリンピックセンターの受付の方曰く、

オリンピックセンターのご飯はあまりおいしくないらしい

行けるなら参宮橋駅オリンピックセンターの最寄り駅(徒歩10分))

の周辺で食べるほうがいい

私も実際に言われたのでそうしていた

 

話は戻って

前日の夜は通信の悪さをそばにある明治神宮の力なのか?などと思いながら2時に就寝

 

第一クール初日

私は前日に書き上げたESを持ちA省へと向かう

向かう途中の電車内で日経新聞の1か月無料期間を利用し、スマホで朝刊を読んでいた

 

日本経済新聞 電子版/経済ニュースアプリの決定版

日本経済新聞 電子版/経済ニュースアプリの決定版

 

 これは、最近の気になるニュース対策である

 

A省で受付を済ませ待合室に行くと時間ギリギリだったため一番最後だった

待合室にはお菓子やジュースなどが置いてあり

もうすでに必要書類を記入、提出している人は談笑していた

 

同じ大学の人やインターン等で知り合った人と話をしているうちに呼び出され

入口面接を行う

入口面接とは、最初の面接のことで、面接という名だけれどもそこまでがっつりしたものではない

聞かれたことは

  • 今日聞きたいこと
  • 体調

などである

内容を見ていただくとわかる通りほとんどしっかりした面接ではない。

しかし、ほかの省庁ではいきなり面接もあるようなので注意してほしい。

官庁訪問中は気は抜いてはいけない

 

その後、原課面接や人事面接に進む

原課面接は主に業務説明である。説明会で話してくださる人事課や秘書課の方ではなく

実際にその分野(入口で聞かれた自分の興味のある分野)で働かれている人のお話

を聞くことができる。

しかし、今年のA省では最初の原課面接は全員が同じ人と話しておりここでは

面接の30分を3分割し10分人事面接、10分原課面接、10分逆質問

と伝えられた。

まず、人事面接(これは、民間と同じで志望動機などを聞かれる)

聞かれたことは

最後の質問はなかなか変わっていたし、周りの人を見ているとここの評価が響いていそうだった

私は情報収集を怠らず、官庁訪問前に準備を完璧に行い不安をできるだけ払拭した。とこたえたところ

いい考えですねとコメントを頂いた

その後、面接官の方の仕事内容について聞き、質問をして終了

 

昼食後二度目の原課面接

ここで、前回よりも年次が上がっていると、評価が高いと確認することができる

前回が6年目の人だったが、今回9年目となり出だしは好調だった

ここでは、A省が抱える課題について説明を受けた

その後、君ならこの問題をどう解決するか?と問われた

一つ答えると、それはいい考え方だね。他には??

と聞かれ、このやり取りを5,6回繰り返した。

(つまり、私は6,7個解決策を絞り出した)

ここが、とてもきつかった。普段の説明会では聞けなかったより踏み込んだ話で、ここで初めて聞いたような話もあった。

その場でどんな解決策があるかを考えるというのはとても難しかった。その時間を10分くらいした後に

実際にA省ではどのような政策を行っているかの説明を聞き終了した。

 

夕方から3度目の原課面接

年次が15年ということで、心の中でガッツポーズ

しかし、年次を聞いても無表情で動じていないそぶりを見せるべきだったと思う。表情に少し出ていたかもしれない

ここでも業務説明などを受け逆質問

面接としては研究内容を初学者にわかるように説明してと言われた

行政官は、人に説明することは多いので、簡潔にわかりやすく説明する力があるか見ていたと思う。この能力については、採用の人も何回か説明会で言っていたので、事前に準備しておりわかりやすく伝えることができた。

その後、人事面接2回

そこで聞かれたこと

  • 志望動機
  • 自己PR
  • 総合職とは
  • 総合職で必要な能力
  • それをあなたが持っているか
  • 集団の中での立ち位置
  • 長所、短所、長所は職場で活かせるか?
  • 本を読むか
  • 研究内容(わかりやすく)
  • 先輩と後輩どちらと接するほうがいいか
  • ストレス耐性

そして出口面接

フィードバックととても高い評価をしていると告げられ、第2クールも来るように言われる。

また、研究の説明について深く聞いたときに、説明がたどたどしかった

人事評価を気にして答えてはいないか?

などのダメ出しも言われた

こうして一日目は終了し帰路についた。

帰ってから、明日訪問予定のB省のESを書き眠った。

 

続きは今度書きます。